離れて見守ってみてください

小人のすみか

「小人のすみか」は、距離感をテーマとするインタラクティブアートです。

この行灯の中には小人が住んでおり、
人が近づくと驚いて、姿を晦ますように灯りが消えてしまいます。

一般的な照明器具とは対照的な挙動を通して、
人や作品との「距離感」について考えるきっかけが生まれると考えます。

コロナ渦を生きる人々へ、やさしい距離のしるし

STORY

この行灯には、小人が住んでいます。
この小人には、明かりに光を灯す力があります。
小人は安全な住処を求めて、役目を終えた照明器具を渡り歩き、
気に入った照明に住み着きます。
今は、この行灯がお気に入りのようです。

でもその生活は、住処がいつどうなるかわからない、
という危機感と隣り合わせ。
誰かに見つからないように、ひっそり住んでいるのです。

行灯に人が近づくと、小人は驚いて姿を晦ましてしまいます。
ビックリさせないように、そっと見守ってみてください。

小人の習性

こじんまりとした
場所を好みます

広すぎる場所では、どうしていいかわからなくなるようです。

こじんまりとした場所を好みます
1

すみかに長居すると
細工をし始めます

今の住処には、入り口に取っ手を付けたり、畳を敷いたりしています。

こじんまりとした場所を好みます
2

小人同士の
ネットワークがあります

安全な地域や、新しい物件について
情報を共有しています。

こじんまりとした場所を好みます
3

VIDEO

GALLERY

CREATOR

ODENKIは、光るインタラクティブアート制作を中心に活動するクリエイティブユニットです。

Engineer

関 優志

Seki Masashi

masashi seki

幼少期から自分のイメージを形にすることが大好きで、エンターテイメントとテクノロジーの融合により、人々に驚きや感動の体験を提供したいと考えています。頭の中にアイディアが浮かぶと、自分で形にしたくなり、製作します。個人で作ることも、チームで作ることも好きです。携わった作品を楽しんでくれている方々の姿を見ることが喜びです。

担当

ハードウェア設計・制御 電子回路設計

Designer

隅山 侑衣子

Suyama Yuiko

yuiko suyama

デザインを吸って吐いて勉強中の二十歳です。好奇心旺盛で、四方八方に手を出しますが、最近は、インターフェース・インタラクションデザインに注力しています。私生活にこそハイテクを求めはしないものの、ハイテクを追うのは大好きです。趣味は、ラジオ聴取や観劇、小型家電の分解。麺をすするのは苦手ですが、錠剤を飲むのは得意です。

担当

企画 映像 Web プロダクトデザイン

About PROJECT

発想×社会課題

離れないと見られない

アートをじっくり見るとき、対象に近づくことが多いです。でも、離れないとみられないアートがあったら?......そんな発想をきっかけに、2019年夏に始動したプロジェクト。

小人のすみか ことの発端

ソーシャルディスタンス

制作中にコロナ渦へと突入し、図らずも時代のトレンドとなった「距離」というテーマ。コロナ渦の生活に役立つ製品としての側面も併せた制作を目指し、視覚的・間接的にソーシャルディスタンスの実現を仕掛ける照明の提案に至りました。

小人のすみか ソーシャルデイスタンス
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@odenki_lab